案五四三(1543/And-Go-Sea-Sun/アンゴーシサン/暗号資産)

一コマ漫画風にした時事ネタです(produced by 横井宏英)

暗いニュースがよく読まれるのは自然の理。テーマは面白いのに原因解析がいくらなんでもしょぼい!【長尺】

記事の著者が「明るい」とか「暗い」とか抽象的で単純な表現で分類していますが、グループの言葉をよく精査すべきです。例えば、Bには「病気」「争い」「難しい」、Yには「疲れる」「困る」「怒り」等がありますが、いずれも現実の問題に直面した場合の要素となり得るキーワードです。こういう情報を我々は現実生活に役立てる観点で見る性質が強いわけですから、必然的に情報を吟味するために長居しますよ。当然のことです。

 

一方、A群は「正月」「一流」「明るい」、X群は「クリスマス」「プレゼント」「優しい」等。自分であろうが他人であろうが、順調な状態で放っておいていい要素ですから、何かを考えたり吟味したりする必要のない情報です。つまりそんな問題のない内容の情報に長く留まるわけがありません。当然読んだら終りですよw。

 

人間が行う物事の解釈は相対的なラベリングである言葉が中心ですので、自分の現在位置を他との比較の中で認識することから生じる「他人の不幸は蜜の味」という要素があることを否定できませんが、それは「他人の不幸は蜜の味」というから悪く聞こえるのであって、人間が生き残るための本能的な構造の1つですよ。ただそれよりも上記に述べた問題解決志向の観点があることを理解すべきと思います。

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